遺言と相続　　　遺言状作成、相続　公正証書遺言　公証人役場

遺産をめぐる骨肉に争い、残した親族が仲たがいしないよう、
遺言状をかきのこしましょう。遺言状は残された親族へのあなたの思いやいで
親族にご不幸がおきたとき、遺言書がない限り遺産分割の話し合いがあることを心しておきましょう。

順番としてはまず遺言書を探してください。遺言書がなければ共同相続人全員で話し合い、遺産分割協議書をつくることになります。話がまとまらなければ法定相続分で分けることになります。それも納得できなければ、家庭裁判所の調停を申し立てます。
それにも納得できなければ地方裁判所ということになります。

遺言状の内容で手続きがちがってきます。
人の死亡（医師の診断書）
遺言があった→家庭裁判所の検認手続き→遺言実行→遺産分割→相続税
遺言があった→公正証書遺言→即遺言の実行→相続税
遺言書がない→民法の法定相続→遺産分割協議（全相続人が参加）→遺産分割→相続税

事故死、変死（医師の死体検案書）
認定死亡（洪水で死体が確認できないとき官公庁が災害時に認定）
失踪宣告（家庭裁判所が認定）

相続の優先順位は、　遺言書＞遺産分割協議書＞民法の法定相続となります。

相続といえば棚ぼた財産と思いがちですが、民法は相続人が故人の一切の権利、
義務を引き継ぐと定めています。プラス、得もマイナス、損も引き継ぐことになります。
蓋を開けてみると借金の方が多かった、、そこで相続放棄か相続財産がプラスの場合、
相続する限定相続を認めています。

遺産分割は共同相続人全員が話し合って決めることになります。
話がまとまらなければ、家庭裁判所の調停または審判で決めることになります。

相続に必要な戸籍について。Q&Aなど。

　遺言状、遺産、相続に関して誰に相続権があるのかを決めるとき、戸籍が必要です。

戸籍、除籍、転籍などの違いがあるので気をつけておきましょう。

戸籍謄本とは戸籍を写した証明書のことです。

日本人（日本国籍、生存者であれば）戸籍があります。戸籍謄本の取得方法戸籍は、本籍地がある市区町村役場に請求してください
戸籍謄本は、役所に記載してある内容全部、原本です。戸籍抄本とは戸籍原本から一部を写しだしたものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

Q)戸籍を請求するとき必要な項目はなんでしょうか（東京都北区、川口市、赤羽）

戸籍を請求するときは本籍と筆頭者の両方が必要です。不明だと戸籍謄本の取得はできません。

Q)戸籍を請求できる人は（
戸籍を請求できる人は限定されています。

同じ戸籍に記載されている方なら市区町村の所定の用紙に記入して
請求できます。戸籍に記載されていない方が取得する場合には、請求理由や委任状が
必要になります。誰でも請求できるものではありません。　　　　　

１、夫婦、子供までの単位で記載されます。 結婚すると従来の戸籍を出て、夫婦で新しい戸籍がつくられます。


2,結婚し、新しい戸籍にご夫婦で姓を選択します。筆頭者を決めます。役所にある戸籍の中から個人を探し出す検索キーワードです。

Q)除籍謄本とはなんでしょうか。

A)戸籍に入っている人全員がその戸籍からいなくなった戸籍は除籍となります。

Q)除籍された戸籍はどうなるのでしょうか(所沢市、女性）
A)誰もいなくなった戸籍（除籍）は役所で保管されます。除籍を知りたければ除籍謄本として請求してください。

除籍謄本はどこに請求するのですか。（川口市、男性）

A)除籍謄本は除籍当時の本籍地、市区町村役場で請求し取得します。

Q)戸籍は何代まで記載されますか（板橋区、北区、公務員、男性）

A)親子二代までです。戸籍法では、親子三代戸籍は禁止されているのです。

請求するときの記入すべき点は（板橋区、女性）
本籍と筆頭者氏名を記入してください。筆頭者は亡くなっても筆頭者のまま記載されています。

A)同じ戸籍に記載されている方が請求する場合には、市町村役場所定の
用紙に記入すれば請求でき。それ以外の方が請求する場合には
委任状が必要です。

Q〕除籍謄本を請求できる人は（板橋区、会社員、男性）

A)除籍謄本の取得できる条件があります。
１、子供が結婚して、新しい子供の夫婦として戸籍ができたとき
２、子供を他家の養子にしたので養親の戸籍に入ったとき
３、死亡した
以上のような理由で戸籍から全員抜けると、その戸籍は除籍
となり役所に保管されます。

改正原戸籍とはなんでしょうか（東京都北区、女性）

A)法法律改正（昭和３２年の法務省令第２７号）により、全国一斉に
行われました。戸籍は法律改正により作り変えられました。従来の戸籍のことです。

作り替えられる前の戸籍を改製原戸籍と言います。作り替えの際、既にその戸籍から除籍になっていた筆頭者以外の構成員
は、新しい戸籍には移記されません。

筆頭者が死亡した戸籍はどうなるでしょうか（池袋、男性）

A)筆頭者が死亡したとしても戸籍に
記載されている者として、生年月日、父母、続柄のみ移記されます。

このように、戸籍改製によって、かなりの記載が省略されます。
相続権者を決める際には、記載されていない人がいるのでは、誰が相続人かを確定するができなくなります。
相続の手続きには改製原戸籍が必要になってきます。

転籍とはなんでしょうか（埼玉、女性）
A)　転籍本籍を他の場所に移すことを転籍といいます。新しい転籍した市区町村で戸籍がつくられ、以前の市区町村の戸籍は除籍となります。
転籍を繰り返していると、相続手続きの際に必要な除籍謄本が多くなり調査に時間がかかります。　　　

遺言状・遺産相続の法務相談は行政書士村上事務所へ。東京・行政書士村上 脩

遺言状作成、相続　公正証書遺言　公証人役場　

東京都北区　板橋区　文京区　台東区　墨田区　江東区からのご相談が多いです。